phantom感

代謝と排泄

mixiの日記みたいな感じでやらせて下さい

セックス依存症になりましたの最終回

著者の実人生のリアリティーがマンガとしての面白さを支えていた。

 

買春にハマる大学教授とかセックスカウンセラーのハルくん( 親にセックスカウンセラー強制されてるってさあ…笑) とか嘘くさいキャラには正直萎えさせられた。

 

我々を物語に惹きつけてくれたのは、ハンマーちゃんであり、途中から変節してマジメになったカラオケ屋の同僚だろう。

 

そして安心感を与えてくれた元風俗依存症のFOSのリーダー、セブンさん。

 

最後は彼のエピソードで終われば良かったんじゃないかな。

 

例えば。風俗勤務からの更生を目指してFOSに来た女性。かつてハマってた風俗嬢そっくりで、セブンさんは性的な酩酊に陥ってしまう。その時津島は…とかさ

 

 

最終回の大ゴマはFOS組織の存在が目的化しているようで気持ち悪かった。

あと、他人を救うことで自分も救われるというリクツはわかるんだが、他人を救いたい、なんてのは深刻な劣等感の表れで、通常はユーチューバーのジョークにされるようなもんだよ。

あくまで「自助」グループであった方が良かったんじゃないか。

(このマンガにおける描き方の話です。実際に活動されている方々を批判するものではありません。念の為)

 

雑誌メディアでの再連載が始まるようだ。

著者が自分の体験と考えをまた違った形で表現することを期待している👍